オキシポロンガイド情報局~効果的な飲み方~

オキシポロンは経口摂取型の蛋白同化のステロイド剤で、オキシメトロンを含有しています。医療用ステロイド剤として、その蛋白同化作用を用いて、骨粗鬆症や慢性の腎疾患の治療、もしくは怪我や火傷による体力の消耗状態の改善などに用いられています。
アナボリックステロイドは、オリンピック選手や重量挙げの選手、多くのボディビルダー、特にアメリカではメジャーリーガーのようなスポーツ選手も使用していました。皆さんが知っている名前を挙げるとすれば、ハルク・ホーガンやアーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスタ・スタローンのような筋肉隆々の有名人がそれにあたります。ステロイド剤を併用した運動は、一般的な運動をするだけよりも急激に筋肉を増強できるという強力な効果を得られる反面、副作用にも注意しなければなりません。

オキシポロンはオキシメトロンが主成分のアナボリックステロイドです。その効果、筋肉増強のサイクルや使用上の注意点などをご紹介します。

オキシポロンによる筋肉増強効果


経口摂取したタンパク質を同化、すなわち筋肉に変えることをアナボリックと呼びます。オキシメトロンを含有するオキシポロンなどのアナボリックステロイドを服用することによって、蛋白同化=筋力増強を効果的に進めていくことができます。
以下、臨床実験によるオキシメトロンの効果をまとめます。被験者は高齢者です。

1.徐脂体重を増加させる

3ヶ月に渡って、プラセボ群(偽薬投与、効果なし)、オキシメトロン50mg摂取群、オキシメトロン100mg摂取群の3つのグループに分けての実験を行いました。トレーニング等は行わず、純粋にオキシメトロンが身体にどのように作用するのかの実験です。

実験の結果、除脂体重、つまり筋肉重量と骨重量の和において有意な差が見られました。


プラセボ群 → 変化なし

オキシメトロン50mg摂取
→ 3.3kg増加

オキシメトロン100mg摂取
→ 4.2kg増加


トレーニングなしで3ヶ月で除脂体重が3~4kg増加することは、普通の生活を送っていればおおよそありえないことです。ほぼ筋肉量が増加したことを考えると、オキシメトロンの筋肉増強効果は著しく高いことがうかがえます。

2.脂肪燃焼するダイエット効果

脂肪重量の変化については以下のような結果となりました。

プラセボ群 → 0.2kg増加

オキシメトロン50mg摂取
→ 1.7kg減少

オキシメトロン100mg摂取
→ 2.2kg減少


これはオキシメトロンそのものに脂肪燃焼の効果があるというよりも、筋肉量の増加によって基礎代謝が上がり、結果的に脂肪燃焼されたのだと考えられます。筋肉量を増やすだけでもダイエット効果が高いことがわかります。


3.筋力アップには効果なし? →答えはNo!

オキシメトロンで筋肉量の増加がみられましたが、果たしてそれは筋力を伴った本物の「筋肉」なのでしょうか。筋力についても実験を行ったところ以下の結果となりました。

オキシメトロン50mg摂取
→ チェストプレス+8.2kg
→ ラットプルダウン+8.8kg

オキシメトロン100mg摂取
→ チェストプレス+13.9kg
→ ラットプルダウン+18.4kg

しっかりと筋力も増強されていることがわかりました。




以上をまとめると、オキシメトロンの効果は

『筋力を伴った本物の筋肉量が増加し、脂肪が燃焼される』

と言うことができます。

夢のような効果が得られるオキシメトロンですが、サプリメントではなくステロイド剤であるため副作用もあります。したがってオキシポロンを使用する際は乱用などはもってのほかで、細心の注意を払って使用しなければなりません。

オキシポロンの「安全で効果的な飲み方」


1.サイクルは最大12週間

筋肉量を増加させるためには一定の期間は使用する必要があるとはいえ、長期間の使用は副作用の発現確率を高め、また、レセプターが飽和して筋肉が作られない状態になってしまうと意味がなくなります。最適なサイクルは8~12週間ですが、自分の体調しだいでは無理をせずに使用を中断しましょう。

プロテインやサプリメントのように継続して飲むことができる栄養剤ではありませんし、副作用の程度も大きく違います。ほかのステロイドと同様に期間を決めた使用に徹してください。オキシポロンの使用を中断したら筋肉量を維持するためのトレーニングやサプリメントの服用に切り替えます。無理なサイクルでの使用は厳禁です。優秀なトレーニーはトレーニングの計画性と実行力に秀でているものです。

2.副作用を考えて1日の摂取量は50mgに

特に初めての使用の場合は50mgまでにしておくべきです。できれば10~20mgで様子を見ながら徐々に量を増やしていくのが安全です。自分の体に合うかどうか判定する期間を設けましょう。合わないようなら使用は控えてください。また、持病があったり、ほかの医薬品を服用したりしている場合は、必ず医師に相談してから使用しましょう。

ボディビルダーの方で筋肉を大きくしたいと考えているなら100mgを使用すれば大きな効果が期待できます。しかし肝臓への負担も大きいことを考慮して、サイクルを入念に計画し、副作用への対応策(ケア剤の使用など)も準備しておきましょう。

3.良質のタンパク質を摂取

蛋白同化ステロイドである以上は、筋肉量を増やすなら筋肉の元となるタンパク質を十分に摂取する必要があります。高タンパクな食事をとる、もしくはプロテインを使用することで筋肉量が増加していきます。もちろん普通の生活を送っていても筋肉量は増えるのですが、おそらくオキシポロンを自ら服用する方は筋肉をより増大させたいと思っての使用でしょうから、タンパク質の摂取の仕方にも気を遣いたいところです。

4.筋トレをすることで効果アップ

トレーニングなしでも筋肉量は増やせるという実験結果が出ていますが、筋肉トレーニングをするほうが明らかに筋肉増強のスピードは早いです。どの程度の筋肉を得たいかによってトレーニングの負荷は変わってくると思いますが、オキシメトロンが体に与えるダメージを軽減するためにも、目標とする筋肉量に達する期間は短いほうがよいでしょう。目標に達したらそれを維持する筋トレを続けるか、あるいはさらに目標を高くして筋肉量を増やしていくかは、そのときにまた計画を練りましょう。